磐周国語科研究部
平成22年度 磐周国語部研究推進構想
1 研究テーマ
「生きる力を育む国語教育」 ~言語活動を充実させ、活用する力を育てる国語科授業~
2 テーマ設定の理由
近年子どもたちの国語力の低下が危惧されている。「話の内容が理解できない」「語彙が少なく、表現力が乏しい」など顕著に言語生活に現れている。また、自分の感情をうまく表現できず、もどかしさを感じ、「むかつく」「キレる」などの感情や行動も引き起こしている。そこで、社会全体として言語活動を充実させ、言語能力を高めていく必要性が迫られている。さて、国語科だけに限らないが、新学習指導要領では「言語活用能力」と「活用型授業」がキーワードとして挙げられている。あらゆる教科の言語活動の基盤を担う国語科では、言語活動をより充実させ、「言語活用能力」の向上をめざさなくてはならない。また、「活用型授業」を実践することで、国語科でいう活用する力、すなわち「思考力」「判断力」「表現力」といった力も子どもたちに身につけさせていかねばならない。新学習指導要領では、新たに「言語文化と国語の特質に関する事項」が設けられた。文字を書くことの知識や技能があらゆる言語活動に役立つのは言うまでもない。書写授業の一層の充実を図ることで、伝統的な文字文化に親しむ態度も育成できるであろう。
3 テーマに迫る具体的な視点
○「言語活動の充実」「活用型授業」の実践的な研修の工夫(グループでの研修、研修成果の発表)
○書写授業の充実(漢字指導や「書くこと」の指導に関連させた授業実践、作品審査会をポイントとした授業展開、書写実技講座の活用)
○視野を広げ、国語科教師の専門性を広げるための講師を招いての研修
○「書くこと」の目標達成をめざし、その指導の成果の集大成としての文集づくり
○「読むこと」の授業改善(PISA型読解力を念頭に置いた授業構想)
平成22年度 磐周国語部組織
部 長 西川いづみ(豊田南中)
副部長 柏木 容子(周南中) 中島 美和(宮園小)
顧 問 鈴木万里子(三倉小) 山口 里巳(田原小)
磐田地区部長 金子紀美子(田原小) 袋井・森地区部長 岡田 優(袋井中)
磐田地区副部長 亀家 達夫(向陽中) 袋井・森地区副部長 近藤多佳臣(袋井北小)
◎磐周文集編集委員◎
委 員 長 西川いづみ(豊田南中)
副 委 員 長 柏木 容子(周南中) 金子紀美子(田原小) 岡田 優(袋井中)
顧 問 鈴木万里子(三倉小)
委 員 大橋奈津江(大藤小) 平野啓子(磐田北小) 左口文子(豊岡南小)
渥美智子(中部小) 大橋真千恵(青城小) 鈴木済司(磐田南小)
伊藤さち子(竜洋北小) 齋藤 恵(城山中) 櫻井紗央里(福田中)
髙柳暢斗(豊田中) 鈴木初子(竜洋中) 中村浩子(向陽中)
中津川浩久(神明中) 直井敦子(袋井南中) 阿部雄山(泉陽中)
田中千博(浅羽北小) 窪野清美(森小) 鷹野由美子(三川小)
冨永新一(袋井南小) 荒木夏子(袋井東小) 松本 怜(浅羽中)
◎席書コンクール審査委員◎
委 員 長 中島 美和(宮園小)
副 委 員 長 西川いづみ(豊田南中) 亀家 達夫(向陽中) 近藤多佳臣(袋井北小)
顧 問 山口 里巳(田原小)
委 員 木全潤峯(磐田北小) 鈴木法子(東部小) 大橋速宏(冨士見小)
八木信義(福田小) 江塚孝郎(竜洋北小) 磯部敏子(豊田南小)
松浦幸広(豊岡北小) 佐藤 剛(磐田第一中) 村松量子(城山中)
神谷祐二(神明中) 高橋幸雄(南部中) 大石美織(袋井中)
中村哲朗(森中) 村上京子(浅羽東小) 高橋由美(袋井西小)
村松厚子(今井小) 村上純子(笠原小) 小倉 斉(三倉小)
◎書き初めコンクール◎
委 員 長 中島 美和(宮園小)
副 委 員 長 西川いづみ(豊田南中) 亀家 達夫(向陽中)近藤多佳臣(袋井北小)
顧 問 山口 里巳(田原小)
委 員 数野さつき(磐田西小) 藤澤裕子(田原小) 栗田麻衣(豊浜小)
高橋惠子(竜洋西小) 池谷 光(豊田北部小) 伊藤 修(豊岡南小)
大橋速宏(冨士見小) 寺田容子(福田中) 猪原敦子(竜洋中)
山下葉子(豊田中) 鈴木一徳(豊岡中) 大石美織(袋井中)
中村哲朗(森中) 村上京子(浅羽東小) 高橋由美(袋井西小)
村松厚子(今井小) 村上純子(笠原小) 小倉 斉(三倉小)
国語部研究講座報告 ~書写実技研修会~
7月28日、月見の里学遊館において、書写指導実践講座を行った。国語部員以外の先生方の参加も心強く、全体で39名もの参加をいただいた。
小木 学先生を講師としてお迎えして、席書コンクール課題の指導のポイントや筆の使い方等を大変わかりやすく教えていただき、楽しく充実した時間を過ごすことができた。

【よかったこと・成果】
~事後アンケートより~
・今後の授業実践に役立てられる内容でよかった。
・とめ、はね、はらい等の指導のポイントを確認できた。
・書写学習の導入や筆の使い方等、毛筆指導の基礎基
本を教えてもらい勉強になった。
・筆の特性を知ることが大切だとよくわかった。
・指導の中で子どもを「ほめる」ことの大切さがわか
った。心がけたい。
・落ち着いた会場であり、机が広く椅子との高さもちょうどよく、集中して取り組むことができた。
普段なかなか教材研究の機会がもちにくい内容を扱ってもらってよかったという声が多かった。
昨年度よりも、多くの参加申し込みがあったことと、初めて本講座に参加してくださった先生方が半数近いということも、本研修会のような機会が求められている現れであろう。
習字の基本から硬筆への生かし方等、幅広く参考にすることができた。
【課題・来年度への要望】
~事後アンケートより~
・来年も本年度と同様に、実技講座を通して授業実践に役立てられる内容にしたい。
・低学年の書き初めの指導法。
・硬筆指導の仕方(平仮名書きのポイント)。
・小筆の使い方(賞状の名前書きのこつ)。
・板書のきれいな書き方、普段のノート指導(きれいなノート、鉛筆の持ち方の補正、子供の「書」に関する傾向と対策)。
・書写の実技講座を行うのならば、本会場が活動しやすい。
内容面では本年度同様に、書写の実技講座を期待するものが一番多く挙げられたが、もう少し時間がほしいという意見も多く、中には一日かけてゆっくりできれば……という声もあった。また、他教科・領域の講座にも参加したいので日程をずらしてもらいたいとの要望もあった。
他の内容としては、「作文指導」「詩の創作」「俳句」「音読・朗読」「ブックトーク」「課題の指導」等も挙げられており、今後部員をはじめとしたニーズを伺いながら、来年度の実技研修会の在り方を検討していきたい。
