| 平成21年度算数・数学部研究推進構想 | |
| 1 | 研究テーマ |
| 算数的活動・数学的活動を通して、考え合う楽しさを味わう授業をめざして | |
| 2 | テーマ設定の理由 |
| 現在、教育にかかわる課題の一つとして、学力低下問題がある。その問題の解決のためには、子どもたち一人一人に「確かな学力」を身に付けさせていくこと、そのための具体的な方策を講じていくことが必要である。それは、私たち教師にとって大きな責務である。「確かな学力」とは、「知識・技能に加え、自分で課題を見付け、自ら学び、主体的に判断して行動し、よりよく問題を解決する資質や能力」である。この「確かな学力」の育成のために、改めて基礎・基本の定着を図ることが重視されてきている。 | |
| 系統性を大切にしながら学んでいく算数・数学においては、基礎的・基本的な内容を定着させていくことは不可欠なことである。ただし、習熟のための反復練習を学習の中心にすえてしまっては、自ら課題を見出したり、主体的に判断したりする力は高まっていかない。そもそも算数・数学科における基礎・基本とは、思考力、知識・技能、課題発見能力、学び方など様々なことに関わる力としてとらえるべきものである。したがって、授業では知識や表現・処理の力と、数学的な考え方や関心・意欲態度を相互補完する形で、確かな学力を伸ばしていかなくてはならないだろう。 | |
| そこで、まず必要だと思われることが、算数的活動・数学的活動を効果的に取り入れることにより、主体的・探究的な学習態度を培っていくことである。また、身に付けた知識や技能を生活や新たな課題解決の中で活用する力を育てることである。さらに、集団で課題を追究していくことの喜び、友達相互が多様な考えを出し合い、その中で課題を解決していく、すなわち、考え合うことの楽しさを実感することができるようにすることが大切である。 | |
| 3 | テーマに迫る具体的な視点 |
| (1) | 個人の課題追究の場の工夫や素材の開発・研究 |
| 子どもたち一人一人が問題意識を持ち、追究する喜びを味わえるようにしたい。そして、子どもたちの数学的な見方や考え方を深めていきたい。つまり、子どもたちが自ら問いを持ち、それを解決していくような授業を展開していきたい。そのためには、子どもたちにとって学びがいのある素材を研究・開発したり、算数的な活動・数学的な活動を充実させたりしていきたい。 | |
| (2) | 考え合う楽しさのある授業を展開する |
| 自分なりの考えを表現し、お互いに考えを深め合いながら、より価値あるものに高めていくことのよさやその楽しさ味わわせていきたい。子どもたちが「自分の考えを分かってもらいたい。」「友達の考えをもっと知りたい。」「もっと考えを深めよりよくしたい。」という気持ちを持てるような授業を構想していきたい。また、「友達と交流してよかった。」「友達と交流して、よく分かった。」「自分の考えが深まった。」などの考え合うよさ・楽しさを実感できるようにしたい。 | |
| (3) | 基礎的・基本的な知識・技能を身に付けるための工夫 |
| 一人一人が基礎的・基本的な技能や知識をしっかりと身に付けられるようにしたい。そのために、子ども自身による自己評価活動を適切に取り入れるなど、子どもが主体的に取り組みながら力を付けていく工夫をしていきたい。 | |
| (4) | 子どものための指導と評価の工夫 |
| 何ができたかだけではなく、学びの過程を通して、子どものそれぞれのよさが発揮されるような指導方法や評価を工夫していきたい。そのためには、一人一人の実態を的確に把握することを大切にするとともに、少人数指導やTT指導など学習の形態を工夫していきたい。 | |
| 4 | 平成21年度の研究推進の方向 |
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① |
磐周教研においては、子どもたちが「考え合う楽しさ」を味わえる授業を具現のために、また、新たな指導要領に基づく算数・数学科教育への理解を深めるために、研究講座を開催し、講師から学んでいきたい。 |
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② |
静教研静岡大会や関東都研千葉大会、県教研東部地区大会に積極的に参加、協力し、指導力の向上に努めたい。 |
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③ |
基礎基本の定着を図るための指導法の研究と実践を積み重ねていきたい。また、子どものための指導と評価を工夫していきたい。 |
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④ |
新学習指導要領への移行措置にどのように対応していくか、算数・数学科で求められる力はどんなものか、具体的に研修していきたい。 |
